企業の即応能力 3

・管理の安定度


昔は管理知識のほとんどないことからの生産の低調が多かったのですが、今ではその逆の現象が多くなってきています。


近頃では、経営管理の知識量が、書籍とか講習とかによって、急激に増大しています。


その結果、今まで知らないうちは平気ですましてきたことが、いろいろと気になり出し、やたら情報をかきあつめ、神経過敏的に、管理アクションを連発しています。


管理アクションというものは一般的にいうと、そのアクションの目指す欠点の改善にはたいがい役立ちます。


しかし、そのためにかかる工数(普通は管理者の消費時間ばかり考えて、そのアクションを実際に実行する作業者―直接工、間接工、他の担当者―のつぶれる工数や、そのために生じる遅れのためのあちこちでの手待ちなどの時間の消耗を考えに入れない)は、そのアクションの直接効果をはるかに上回ることになります。


そこで、月末になって意外に工数が消えて、仕事がかなり残ってしまうということになりがちです。


このことが、無知による手遅れの損失よりもはるかに大きな管理不安定をひきおこし、文字どおり"朝令暮改"を繰り返しているところも珍しくないのです。


この管理アクションは、何かの変換、すなわち、記憶の差し替え、段取り替え、品物の置き換えなど、正常業務の中断・棄却などを必要とします。


また、局部変換の全体への適合不充分から、混乱を起こすことになるのが普通です。


これが積み重なった過敏状態では、ショック症状を起こしやすいのです。


このような状態の中で転換を実行しようとすると、大混乱を起こす危険が大きいです。


そのような状態とならないためには、管理の安定度の高いことが望まれます。


また、管理の安定度が高いと、経営管理に対する信頼感が高く、安心して協力しやすく、転換の際の結束力も強いものです。

企業の即応能力 2

・技術の安定度


製品、加工法の転換について、根本的に重要なのは、技術の安定です。


継続して生産してきた製品ならば、現場の技能の慣れによって、多少のまごつきが発生しても、何とかものにしてしまうというケースは、日本の工業においてはむしろ普通のことでしょう。


しかし、何かが変化すると、まごついてしまうことになります。


日本の工業では、量産品の製造ラインでも90%までは手直し工程がついており、試作をすればいろいろとまごつき、試作がすんだはずの量産品に、かなりたってから欠陥品が出てくるというようなことは、いずれも、表面の見掛けにもかかわらず、その底には根本的な安定を欠いているということを物語っています。


"変わり身"の実行の際に、他の点においても、食い違い、手違い、混乱が多いのは当然でしょう。


しかしその中では、この技術の不安定は、事態を収拾できないようにしてしまう恐れが多くなります。


ここに技術の安定度の高いことの必要性があるのです。


この安定性が不充分だと、新しい品物を作るときに、部品は思ったように精度が出ず、それもなかなか解決せず、組立てもなかなか期待した性能が出ません。


やっと部品ができ、組立てができても、すぐどこかがおかしくなり、その原因がつかめず、順調な生産状態に乗るのはいつのことやらというようなことになってしまいます。

技術の安定の根本は経験の蓄積と活用とにあり、それを実現する手段としては、類似設計法による新設計があります。

企業の即応能力

広い意味のFMS(フレキシブル・マニュファクチュアリング方式)に入るNC(数値制御)工作機や、MC(マシニング・センター)は、いろいろの加工物に自動的に即応していくことが可能です。


工具(プログラムを含む)によって適合していくということのわかりやすい例でしょう。


この内容変換の能力については、専門的技術力と、発想力とが重要であり、平常からの知識蓄積が望ましいです。


・ハードの変換速度


"変わり身"のためのハードの変換は、変換が迅速にできることが第1条件です。


このためには"間に合わせ"の能力がものをいいます。


その加工に最適の段取りを構成するよりも、なるべく手持ちの工具を転用して、ちょっとでも速く、しかも費用少なく新しい仕事が始められるようにすることが、重要な課題なのです。


この点は、即応能力については一層重要です。

医学の研究開発

イスラエルは、バイオ工学の革命に理論上実用上相当に貢献し、バイオ技術だけでなく医学及び救難医学の研究でも高度の基盤を築きあげました。

臨床医学、生物医学研究の成果はイスラエルの科学分野の論文の半分以上を占めます。

イスラエルは医療技術や生物工学の分野における革新的な活動に力を注ぎ、これらの分野の広い知識を産業に利用しようとしています。

イスラエルの科学者がビールス感染に効果のある蛋白質、インターフェロンやヒト成長ホルモンの合成に革新的な方法を開発しました。

クローニングを含む遺伝子工学はモノクローン抗体を基礎とした多種類の診断用キット、その他微生物学の製品を生み出しています。

診断や治療のために精密度の高い医療機器が開発されており、世界市場に送り出されています。

これにはCTスキャナー、MRIシステム、超音波スキャナー、核医学カメラ、手術用レーザーなどがあります。

この他、歯垢の付着を防止する液体高分子物質、前立腺の良性および悪性腫脹を縮小する装置、ボツリン使用による斜視矯正が実用化されているそうです。

イスラエルの科学と技術とは?・・・その3

ワイズマン科学研究所は、その研究成果を事業目的に利用する組織を世界で最初に(1958年)設立した機関のひとつです。

今日このような組織はイスラエルのすべての大学に設置されています。

大学のキャンパスに隣接して、このような科学に基礎を置く工業団地を設立したことは、大きな先駆的成功でした。

諸大学はまた、しばしぼ国内国外の企業と協力して、その研究に基づいた製品を商業化するための会社を設立しています。

各大学での学術的研究や実験機関は、国にとって重要な科学・技術分野で貢献しているそうです。

それは建築、輸送、教育や、また国家の重点的応用研究や開発などの分野にわたります。

さらに大学の学者たちは、技術的、行政的、財政的、経営的局面において諮問的役割も果たしています。

大学の研究費や研究契約に対する国内産業の寄与率は米国、カナダの6~7%に比べ、9%以上になります。

イスラエルの科学と技術とは?・・・その2

イスラエルの科学を国際的科学コミュニティの一員とするために、博士号保持者の研究、外国におけるサバティカル(研究のための有給休暇)および海外の科学関係の学会参加などが奨励されています。

また研究所、大学では、政府レベルで海外の同種の機関と広範囲にわたる交流プログラムや共同プロジェクトも行われています。

イスラエルはまた、科学関連の国際会議開催の重要なセンターであり、年間100以上もある会議のホスト役を務めています。

このように広範囲な科学的研究活動とあいまって、諸大学もイスラエルの技術力向上において重要かつ革新的な役割を果たしているのです。

イスラエルの科学と技術とは?・・・その1

世界中の諸大学同様、イスラエルの大学の研究の主要目的は基礎科学の知識の向上です。

すべての科学分野にわたりイスラエル人は論文を刊行していて、これがイスラエルの大学の第一の成果といることでしょう。

世界の論文発表総数に対してその伸びは増加していて、これが引用される頻度の平均からいっても世界の科学界に大きな専門的影響を与えています。

労働人口比率から言ってもイスラエルは、自然科学や技術工学、農業、医学分野において論文を発表した人の数は他国を大幅に上回っているそうです。

外国人とイスラエルの科学者との共著による論文発表の比率も、どの国よりも高いのです。

イスラエルの工業研究・・・その3

政府と公共団体が第一の研究開発資金源で、イスラエルの研究開発費用の半分を優に越える資金を提供しているそうです。

民間研究開発目的の資金は工業、農業開発など主に経済的発展に配分され、これは他国に比べて、総額のかなり大きな部分を占めている。

40%以上が知識の進歩のために当てられています。

国の研究基金や高等教育協議会の企画・予算委員会を通して一般大学基金に配分されます。

残りは種々の保健、社会福祉分野に配分されます。

イスラエルの工業研究・・・その2

現在旧ソ連から何千何百の高度な訓練を受けたユダヤ人科学者、技術者たちが大量に移民してきて、次第にイスラエルの労働力に参入しています。

それにつれて大学卒の人口は劇的に増加しており、今後のイスラエルの科学、技術の発展に大きく影響を及ぼすでしょう。

イスラエルにおける研究開発は、まず7つの大学、数十の政府および公共の研究機関、そして何百もの一般及び防衛産業で進められています。

また重要な研究は医療センターでも行われています。

その他、電子・電力工業、テレコミュニケーション、そして水資源管理の公共施設関連企業によっても多くの研究が行われています。

イスラエルの工業研究・・・その1

工業研究の分野では、1930年代に死海ラボラトリーが先駆的な役割を果たし、ヘブライ大学(1925年創設)、テクニオン・イスラエル工科大学(1924年ハイファに創設)、後にワイズマン科学研究所(1949年)となったダニエル・シフ研究センター(レポボットに1948年設立)などで基礎的な科学技術研究が始まりました。

1948年のイスラエル建国時にはすでに、この国の科学技術の基盤は出来上がっており、さらなる発展を可能にしました。

まず、国家に重要な計画に研究の焦点が定められ、この土台の上に事業目的の諸産業が徐々に開発されていったのです。

イスラエルは専門資格をもった人材資源が豊富で、彼らの第一の責任は科学的技術的成果をあげることなのです。

1994年には約20万人の大学卒業生がこの国の労働者の19%を占めていました。

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