企業の即応能力 7
・総合推進
転換ということは、企業の全体にわたる行動であるとともに、かなり現状と違う点が出てくるはずです。
そこで、かなり多くの人は、五里霧中といった気分になりやすく、そうでない人でも、個人的判断が、全体の流れから外れてしまいやすいのです。
その混迷状態の中で、多数の人々を1つの方向にまとめて、転換をスムーズに、無駄なく進めていくためには、強力な指導力が必要です。
全員の協力はもちろん必要ですが、全員対等で、多くのことについて一致するということは、なかなか望みにくいのです。
やはり誰か、信望あるいは信頼を受けた人がおり、その人に多数がついていくという形のほうが、まとまりやすいのです。
多数がその判断を信頼し、混迷の中を通り抜けていくことが、大きな計画を実現する上では、最も近道でしょう。
集団指導のほうが、広範な内容を含む転換では、専門的能力が寄り集まるのでよいでしょう。
しかし、その指導集団の中にやはり、精神的でもよいですが、中心人物がいないと無駄が多いのです。